三方原の時代醤油
 
石塚米店のある三方原の話

三方原台地

三方原は静岡県浜松市の北部にあります。
この地域は第四紀洪積世の礫質赤・黄色土を主体とした広大な酸性土壌で、これが日本一評価の高い馬鈴薯(じゃがいも)をはじめ お茶・大根などの特産農産物を生み出します。


三方原古戦場

ここには徳川家康唯一の敗北と言われる「三方原古戦場」があります。甲斐の武田信玄が京都に上る途中一方的に家康軍をうち破り、家康は居城であった浜松城に逃げ帰りました。
なお、三方原の少し南に徳川家康が逃げる途中に茶店で食べたと言われる「小豆餅」という地名や、信玄軍に追われ、金を払わず逃げたところ茶店のばあさんが追いかけてきて金を取ったという「銭取り」という地名が残っています。

浜松市三方原墓苑にある古戦場の石碑


製茶工場の話

石塚米店が今あるあたりには、明治20年頃 広大な茶畑の中に大きな製茶工場がありました。緑茶、烏龍茶、輸出用の紅茶などを作っていた様です。四代前(石塚米店の創始者=当時は酒屋でした)が引っ越してきたころ(明治三十八年)にはもう解散し、工場は廃屋になっていたそうです。その当時の銅版画が残っております。この絵で見ると真ん中入り口のあたりが今の石塚米店の場所です。

 

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